医療経済政策
医療格差のない未来を
人口減少と超少子高齢化によって、社会保障費は増大の一途を辿っています。今後も、医療の質を保ち、格差のない社会を維持していくにはどうすればいいのか。そうした議論に欠かせない研究を進めているのが、磯博康教授(公衆衛生学)らのグループ。自治体が中心となって、組織的・長期的に生活習慣病の予防に取り組むことで、脳卒中の患者数が減少することを立証しました。予防対策の開始から10年で、費用対効果においても優れた結果が現れることも明らかに。長期的視野に立って医療経済政策を施策・立案することの重要性を浮き彫りにしました。
