バイオ・デジタル・ツイン
仮想空間で病気の原因を解明。
西田幸二教授(眼科学)が拠点長を務めるヒューマン・メタバース疾患研究拠点。取り組みの鍵を握るのは、ヒトの体内で起こっている生命現象や病気のプロセスを仮想空間で再現する「バイオ・デジタル・ツイン」です。ヒトのオルガノイド(ミニ臓器)の実験データを臨床・統計データと統合して、病気の発症をモデル化。新たな治療法の開発のみならず、進行・治療効果の予測や個別化予防の実現を目指しています。ポイントは、肝疾患、肥満、認知症、網膜・視神経変性、心不全、変形性関節症など、多くの人が加齢とともに悩まされる9つの疾患を対象にしていること。遺伝と環境の因子が長期間にわたり相互に作用して発症するメカニズムを紐解こうとしています。
