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研究成果

平成24〜25年度: 公募研究07

リンパ管腔形成と維持におけるAspp1の役割と分子機構
研究代表者: 平島 正則
研究成果

これまでの本領域での研究から、以下のことを明らかにしました。即ち、(1)マウス胎仔の初期リンパ管形成過程で、頸部静脈から分化・遊走したリンパ管内皮細胞が小リンパ嚢を形成した後に起こるリンパ嚢同士の融合においてAspp1が重要な役割を担うこと(未発表)、(2)静脈角で見られる生理的なリンパ管・静脈吻合形成にAspp1が重要な役割を担うこと(未発表)、および(3)野生型とAspp1欠損型のES細胞を分化させて得られる内皮細胞を比較解析したところ、分化後8日目頃から野生型内皮細胞ではシート状から網状へとコロニー形態が変化するが、Aspp1欠損型内皮細胞ではシート状構造が維持される傾向がみられること(未発表)、(4)ショウジョウバエASPPとの機能的関連が報告されているSrc抑制分子Cskのリンパ管内皮細胞における役割等を明らかにしました。