• 研究成果概要・研究業績
  • 文部科学省
HOME研究成果概要・研究業績 > 研究成果 > 平成26〜27年度: 公募研究14
研究成果

平成26〜27年度: 公募研究14

膵管癌細胞における一次繊毛消失機構の解明と癌治療への応用
研究代表者: 小林 哲夫
連携研究者: 伊東 広
研究成果

これまでの本領域での研究から、以下のことを明らかにしました。(1)膵管癌細胞においてヒストン脱アセチル化酵素HDAC2が一次繊毛形成を抑制するが、一方で先に一次繊毛消失に必要であることが報告されていたHDAC6の阻害、または発現抑制は膵管癌細胞の一次繊毛形成に影響しないこと、(2)HDAC2の発現抑制により一次繊毛の消失を促進するAurora Aキナーゼの発現量が低下することから、Aurora AキナーゼはHDAC2の下流で働くことが示唆されたこと、(3)HDAC2とK-rasは独立した経路で膵管癌細胞の一次繊毛形成を抑制することを明らかにしました(以上、投稿中)。