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活動報告

第2回若手共同研究進捗報告会

日時 平成26年2月14日(金)
14:00〜14:30(発表20分、質疑応答10分) 平島 正則 先生
14:30〜15:00(発表20分、質疑応答10分) 堀田 耕司 先生
場所 千里ライフサイエンスセンター 601号室

第2回若手共同研究進捗状況報告会

●若手共同研究進捗状況報告会の報告内容と感想

神戸大学 医学研究科・血管生物学分野 平島 正則

昨年度に続いて若手共同研究助成(共同研究者:九州大学・池ノ内順一)を賜り、研究進捗状況を報告させていただきました。これまでES細胞をコントロールにして、内皮細胞に特異的な脂質分子種の同定を目指してきましたが、逆にES細胞に特異的な脂質分子種パターンと脂質合成酵素発現を見出しました。今後は元々の狙いであった内皮細胞分化時に生じる変化を探索し続けると同時に、今回見出したES細胞特異的なものの細胞生物学的意義を明らかにして、幹細胞の維持・分化を含む管腔生物学の発展に貢献する論文にまとめて発表したいと考えています。最後になりましたが、領域代表をはじめとする総括班の先生方には、われわれの挑戦的な研究に対するご支援および的確なご助言を賜り、厚く御礼申し上げます。

●若手共同研究進捗状況報告会の感想

慶應義塾大学 理工学部・生命情報学科・生物物理・神経情報学研究室 堀田 耕司

もとはといえば本新学術領域主催の国際会議や会合で永樂先生と情報交換できたことがきっかけで話が進み、若手共同研究に応募させていただきました。おかげさまで共同研究が進みつつあります。本報告会ではホヤの神経管形成過程の3次元ライブイメージングに成功し、細胞系譜を網羅的に明らかにした後、個々の細胞のふるまいがどのように神経管形成に寄与しているかを報告させていただきました。管腔形成学という共通の学問的興味をもつ先生方より多方面から今後の研究の発展に向けて多くの熱いご意見や励ましのコメントをいただきました。発表後は大変エンカレッジされた気持ちになりました。よい論文となるように今後とも精進致します。