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活動報告

第4回技術講習会 「イメージング技術講習会」

日時 平成26年8月21日(木)〜22日(金)
場所 東北大学大学院生命科学研究科 生命科学プロジェクト研究総合棟
講義室(講演)
東北大学テクニカルサポートセンター実験室

平成26年8月21日(木)〜22日(金)、東北大学大学院生命科学研究科において、本新学術領域研究の第4回技術講習会として「イメージング技術講習会」 を開催致しました。初日に、共焦点レーザー顕微鏡、3次元蛍光顕微鏡、超解像顕微鏡について、技術担当者より各々の原理、使用例を解説して頂き、その後、実習にて参加者に持参頂きましたサンプルを観察いたしました。主に、3次元蛍光顕微鏡による肝臓上皮組織構造の観察、超解像顕微鏡による中心体、一次繊毛、細胞骨格の観察を行いました。2日目は、技術担当者より3次元的に表現する画像解析ソフトの解説して頂き、前日に撮影したデータの画像処理を実際に行いました。特に、3次元蛍光顕微鏡のシステムは、上皮管腔組織の3次元的な形態を詳細に解析できるシステムであることから参加者の皆さんに関心を持って頂きました。参加者の皆さんは、両日とも時間の許す限り観察を続けられ、ご自身の研究にどのように役立つか検討されました。

第4回技術講習会

第4回技術講習会

●第4回技術講習会に参加して

東北大学 永井 友朗

講習会においては、カールツァイスの方々に最新の顕微鏡技術や画像解析技術を紹介して頂き、その後、長時間にわたり実際に顕微鏡で観察させて頂きました。私は中心体タンパク質を超解像顕微鏡で観察させて頂きましたが、それまで点と点の共局在としてしか見えなかったものが、複数の点として中心体の末端部分に存在している様子が分かり、最新技術に驚かされるとともに、今後の研究展開の大きな参考となりました。また顕微鏡を生かすためには、サンプルの質を高めるという基本が最も大切であるという事を改めて実感致しました。本講習を開催して下さいました方々に深く御礼申し上げます。

●第4回技術講習会に参加して

東京大学 岡田 甫

東京大学 分子細胞生物学研究所・発生・再生研究分野の岡田甫と申します。今回はイメージング技術講習会ということで、三次元蛍光顕微鏡と超解像顕微鏡・三次元画像解析ソフトImarisの紹介をしていただきました。私は肝臓の上皮管腔組織である胆管を研究していますが、三次元蛍光顕微鏡で綺麗な画像を数分で取得し、Imarisで胆管の全体像を簡単に構築することができ感動しました。また時間を超過してサンプルを撮影してくださったカールツァイスの佐藤さんとこのような場を提供してくださった大橋先生にはこの場をお借りして御礼申し上げます。