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平成24〜25年度: 公募研究20

上皮管腔組織形成におけるMob1の役割とその破綻
研究代表者: 鈴木 聡

研究概要

上皮管腔組織の形成・維持には、液性因子起因シグナル経路と細胞接触起因シグナル経路による細胞増殖、細胞死、幹細胞動員、未分化性維持、極性等複数の事象制御が大切である。近年新たな細胞接触起因シグナルとしてHippo経路が報告された。しかしながら哺乳類Hippo経路各分子には相同分子が極めて多く、どの上皮管腔組織の形成・維持局面にどのHippo経路分子が最も大切であるかの解明が急務である。またHippo経路遺伝子欠損マウスの多くは胎生早期致死であったため、各Hippo経路分子の上皮管腔組織形成における役割やその破綻病態の多くが未だ不明である。

本研究では最近注目されつつあるHippo経路に着目し、その中でも、癌において蛋白質発現低下や遺伝子変異を高頻度にみ、機能が未だ不明なMob1A, Mob1Bによる上皮管腔組織制御機構やその破綻疾患を明示して、本領域に貢献する。