教室で実施中の臨床研究

    

課 題名: 血液疾患および間葉系細胞由来腫瘍における腫瘍微小環境異常に関する研究


研究代表者: 倉重真沙子(病理診断科・助教/学部内講師)

  
1.研究の対象
 1990年1月1日~2030年3月31日の間に、大阪大学医学部附属病院病理部で血液疾患および間葉系細胞由来腫瘍と診断された方。
 
2.研究目的・方法
 血液疾患および間葉系細胞由来腫瘍において、腫瘍細胞と腫瘍微小環境(間葉系支持細胞・血液細胞)との相互作用異常が、疾患の発症・進 展に関与する可能性が指摘されています。本研究では、主に血液疾患を対象とし、間葉系細胞由来腫瘍も加えて、腫瘍微小環境の構造と機能の 破綻について、病理組織学的解析(免疫染色、in situ hybridization含む)、分子遺伝学的解析(ターゲットシークエンス、RNA-seq、空間的遺伝子発現解析など)を行います。
研究期間:研究機関の長の許可日 ~ 2030年3月31日
利用又は提供を開始する予定日:研究機関の長の許可日
 
3.研究に用いる試料・情報の種類
試料:病理部で保管されているパラフィンブロック、剖検検体の残余分等
情報:年齢、性別、病理診断に必要な各種検査結果、治療歴、予後情報等 ※氏名、生年月日、住所などの個人を特定できる情報は使用しません

4.外部への試料・情報の提供
取得した試料・情報の一部は、共同研究機関に提供される可能性があります。外部へのデータの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない 状態で行います。個人が特定されないよう個人情報の加工を施したうえで、安全な方法(暗号化された電子データの送信またはセキュリティ管 理下での物理搬送)で提供されます。氏名等の個人情報は共有されません。

5.研究組織
研究代表機関:大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学(研究責任者:倉重 真沙子)
共同研究機関:免疫学フロンティア研究センター(研究責任者:奥﨑 大介)

6.お問い合わせ先
 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますの でお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としま せんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

  照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:研究責任者
  (連絡先)06-6879-3711
研究責任者:
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学 倉重 真沙子
研究代表者:
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学 倉重 真沙子