教室で実施中の臨床研究
Updated on Jan, 2020
課 題名: 三次元イメージング技術を用いた病理組織診断の標準化
（大阪国際がんセンターとの共同研究）
主任研究者： 野島 聡
１．研究の対象大阪国際がんセンターの消化管内科にて消化器系腫瘍に対する病理組織検査を受けられた方。
２．研究目的・方法
消化器系腫瘍の病理組織検体について、特殊な試薬を用い透明化を行い、3次元的に画像を撮影します。こうして得られた立体的データを、内視鏡で観察した写真といった他の画像検査の結果と比較し、双方の理解を深め、より良い診断のできる方法を開発します。
研究期間：２０２５年３月３１日まで。
３．研究に用いる試料・情報の種類
試料：消化器のがん組織
情報：3次元的病理組織画像
４．外部への試料・情報の提供
当センターで検査後に保存している消化器がん組織（病理標本）や廃棄する予定の組織の残余分の一部を、大阪大学 大学院医学系研究科へ供与します。検体・情報を輸送する際には、識別番号のみの付けられた、個人を特定できる情報を完全に削除した状態で行います。対応表 は、当センターの研究責任者が厳重に保管・管理します。
検体の一部は、理化学研究所・生命機能科学研究センター・合成生物学研究チーム（大阪大学生命システム棟）において、最先端の技術を用いて撮像されます。 この場合も、検体・情報を輸送する際には、識別番号のみの付けられた、個人を特定できる情報を完全に削除した状態で行います。
５．研究組織
研究代表者：
大阪大学 大学院医学系研究科 病態病理学・助教 野島 聡
研究分担者：
理化学研究所 生命機能科学研究センター 合成生物学研究チーム・チームリーダー 上田 泰己
研究責任者：
大阪国際がんセンター 病理・細胞診断科 中塚伸一
６．お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先：
大阪大学 大学院医学系研究科病態病理学 野島聡
住所：〒５６５－０８７１ 大阪府吹田市山田丘２－２
電話：０６－６８７９－３７１１
大阪国際がんセンター 病理・細胞診断科 中塚伸一
住所：〒５４１－８５６７ 大阪市中央区大手前３－１－６９
電話：０６－６９４５－１１８１