○研究項目A01： 統合的多階層生体機能学推進のための基盤システム構築
統合的多階層生体機能学を推進するためには、領域の新しいインフラとして、皆が簡単に使えるシステムバイオロジープラットフォームの開発が必要です。プラットフォームには、１）多階層の数理モデルデータベースと統合的シミュレーションツール、2)多階層実験データベース、を実装します。モデル記述のための次世代のMarkup Languageと一連の基盤ソフトウェア・プラットフォームの開発を行ない、共通のシミュレーション研究環境のインフラを整備します。これらが基盤システム構築を担当するA01班の主たる課題です。本領域の次世代プラットフォームでは、蛋白質・細胞・組織・臓器・臓器相互作用の生理・生化・生物物理・解剖学的情報を全て扱えるようにします。基盤システム構築のA01班は、A02班・A03班の二つの具体的課題の研究と密接に連携し、プラットフォーム上の多階層数理モデルを用い、生体機能の理解を目指します。
