統合生理学教室

大阪大学大学院医学系研究科 生命機能研究科 生命を支える電気信号:分子からシステムへ
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学部生・大学院生へ

生理学Physiologyは、かつては生物学全体を指す言葉であり、100年近く前にノーベル医学生理学賞という言葉が作られた時代には、生理学は基礎医学全般を指していました。このことからも、人体の生理学は、基礎医学の重要な柱であり、長い連綿とした医学研究の上に成立している体系です。時代とともに、解剖学、生化学、薬理学、細胞生物学などが専門化し、現代の生理学は、「時系 列現象の定量的かつ実時間での記載」を特徴とした学問、と定義することができると思います。近年知識が蓄積されている遺伝子や蛋白構造の理解が進み、要素からシステムが成り立つ仕組みを理解することが可能な、かつてない、すばらしい時代になりつつあります。「ミクロな現象をマクロの機能と繋げながら理解する」ことが重要であると考え、我々の研究部門の名称は、「統合生理学」と名付けています。我々が専門としている研究分野は、生理学全体から見れば、狭い領域ではありますが、研究で学んだ経験を教育現場に生かすように努力しています。

統合生理学で担当する講義など

統合生理学では、医学部の生理学の講義と前期機能系実習を担当しているほか、修士課程のレクチャーなどを行っています。

生理学講義では、総論、細胞一般生理、腎臓、呼吸、循環器、神経系全般、内分泌を担当します。

また学部3回生で実施される基礎配属において、学生の受け入れを積極的に行っています。

生理学サロン (阪大生のためのサロン)

統合生理学では、学部学生、大学院生に、自習室を開放しています(通称 "生理学サロン")。利用希望の場合は、直接統合生理学教室まで気楽にきてください。インターネットの接続したパソコンほか、生理学、分子細胞生物学関連の参考書・読み物、ビデオ教材などを揃えています。となりが研究室なので、気楽に質問などにも訪れて下さい。

利用時間は、平日の午前9時半から午後8時頃までです。

生理学サロンの様子

生理学の学習に役立つサイト

ノーベル医学生理学賞のサイト