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HOME研究内容 > カポジ肉腫関連ヘルペスウイルス(KSHV)

研究内容詳細

ウイルス遺伝子発現制御機構の解明

ヘルペスウイルス潜伏感染では発現する遺伝子が厳密に規定されています。KSHVでも、100以上ある遺伝子のうち、潜伏感染で発現する遺伝子はLANA-vCYC—vFLIPK12kaposin]、K-miRNAとvIRF3の4個だけです。このうち、前3者はほぼ同じ領域に位置しています。140kbのDNAゲノム内に100以上の遺伝子がひしめいているにもかかわらず、前述の遺伝子のみが発現するのは何故でしょうか?この精巧なメカニズムを暴き出し、遺伝子発現の緻密性を導き出すことを目指しています。

ウイルス複製制御機構の解明

KSHV潜伏感染では宿主の細胞周期に呼応して、ウイルスゲノムは複製・分配・維持されています。この局面で主要な役割を演じるウイルス因子LANAの機能の全容解明から、潜伏感染複製origin(ori-P)の決定機構、潜伏感染から溶解感染への相転移のメカニズムの解明を目指しています。また溶解複製ではすべてのウイルス遺伝子のカスケード状発現と爆発的なウイルスゲノム複製、嬢ウイルス産生がみられますが、このプロセスおけるウイルス遺伝子産物と宿主遺伝子産物の相互作用を解明し、KSHVやエプスタイン・バーウイルス(Epstein-Barr virus; EBV)の溶解感染において、ウイルスがどのように細胞内環境制御機構の解明を目指します。本課題はウイルスによる病態発症機構の解明とその制御法の開発に直結します。

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