ding BooksaeR同級生たちとのゴルフは、気楽だけど真剣勝負。本が好きで、直木賞の作品をチェックするのが楽しい。最近はYouTubeを観る時間が増えて、読書量は減りましたけどね。学生時代と比べると、体重が10キロ以上増えてしまったので、ここ1、2年は朝食を控えめにしています。学会出張の際は、夜に会食が多く、ついつい食べ過ぎてしまうため、朝は抜くことにしました。それ以外の日でもサラダとヨーグルト程度でパンは食べないようにしています。炭水化物を控える代わりに、昼食で不足しがちな野菜を意識的にとるわけです。1日全体でバランスをとっているイメージでしょうか。この習慣を続けたところ、3、4キロのダイエットに成功しました。学生時代は登山に熱中。今は阪大山岳部の顧問として、年に3回引率する程度ですが、登山は基礎体力がないと楽しめないので、週末はランニングや筋トレで体力維持に努めています。外科系の先生方は、やはり体力勝負のところがあって、マラソンをやっ奥山 宏臣大阪大学大学院医学系研究科小児成育外科学 教授ている方も多いですよね。私の専門の小児外科では、手術の平均時間は2時間で、4、5時間に及ぶこともありますが、これでも短い方です。手術は今も全然苦ではありません。診察を含めて、小児外科医の仕事にやりがいを感じていることも、心身の健康にプラスに働いているような気がします。今はゴルフにはまっています。若い頃からわりとやっていましたが、60歳を過ぎ、高校の同級生たちが軒並み定年退職を迎え、時間に余裕があるものだから頻繁に誘ってくれるようになりました。彼らとは利害関係がなく、仕事の話もしなくていいから、とても気楽。といってもスコアでは負けたくないからけっこう本気ですよ。「奥山くん、今日は調子悪いねぇ」と挑発されて「なにくそ」と(笑)。そんなやりとりも、張り合いにつながって楽しいものです。23臨床や研究の最前線に立ち、多忙な日々を送るドクターは、どのように自らの健康をキープしているのでしょうか。最新の知見を取り入れたり、ひたすら趣味を究めたり……そのスタイルはさまざまです。「医者の不養生」を覆す「元気の素」をご紹介します。My Way to Stay Healthyいわゆる絶食=ファスティングが注目されています。次の食事まで16時間の間隔を空けると、オートファジー(細胞の浄化作用)が活性化されて、アンチエイジングにつながるという論文が、数年前に著名なジャーナルに掲載されました。1日3食にこだわるのではなく、「空腹になったら食べる」というぐらいが、人間にとって本来は自然なのでしょう。最新の知見から{}
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