DOEFF_vol2
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16[Vol.02]【 写真協力 】福澤諭吉:(公財)福澤旧邸保存会 / 大鳥圭介:兵庫県上郡町       長與専斎、大村益次郎、橋本左内、佐野常民:国立国会図書館ウェブサイト / 池田謙斎:東京帝国大学五十年史西洋の科学技術や兵学についての知識を深め、長州藩の軍制改革の指導者に。戊辰戦争(薩長を中心とした新政府軍と、旧幕府軍との内戦)では、新政府軍の軍事参謀として卓越した指揮をとる。明治新政府では政府高官として日本の軍政の近代化に尽力。日本陸軍は大村の死後に創設されたが、その立役者だとされている。 日本陸軍の創設者大村益次郎1824-1869パリ万博やウィーン万博で、西洋の先進的な知識、技術、思想を見聞きするなかで、国際赤十字社を知り感銘を受ける。西南戦争で傷ついた兵士を、敵味方の区別なく救護する「博愛社」を設立し、日本における赤十字事業をスタート。1887年、博愛社は日本赤十字社となり、初代社長に就任した。日本赤十字の創始者佐野常民1823-1902適塾で学んだ後、江戸に出て兵学に親しむ。戊辰戦争には幕府方として参加し、敗北。降伏した後、獄中生活を送る。1872年以降は、新政府の要職を歴任。北海道の開拓、欧米諸国の歴訪、技術官僚として殖産興業政策に貢献したほか、学習院長として教育にも従事。日本の近代化の礎を築いた。幕府軍を率いて薩長と戦うも、新政府で再起した官僚大鳥圭介1833-1911日本の近代化に貢献した適塾の門下生

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