最終更新日
2016.06.24

ジュニアエリートテニス選手におけるスポーツ損傷・障害のリスク評価および予防に資するデータベース構築

2016.6.24 倫理審査委員会承認

IRB承認
対象

2011年~2015年に行われたジュニアテニス選手権大会(関西ジュニアテニス選手権大会および全日本ジュニアテニス選手権大会)の参加者全員を対象とする。

研究機関

大阪大学大学院医学系研究科

目的

テニスのジュニア選手における運動器障害およびスポーツ場面で発生するあらゆる傷病(スポーツ外傷、熱中症、脳震盪、心停止等を含む)に関連するリスク要因を明らかにする。

方法

大阪大学医学部附属病院における倫理審査承認後、関西テニス協会スポーツ医科学委員会より、既存の資料(セルフチェックシート①および②、大会当日の診療記録および日報)をもとに電子化されたデータ(同一個人名で突合し、連結不可能匿名化後のデータ)の提供を受け、以下に示す調査項目に関する情報を抽出し、データのクリーニングを行う。解析はすべて大阪大学医学系研究科社会医学講座内における現有の計算機を使用し、既にインストール済みの疫学・統計ソフトSTATA((株)ラインストーン)およびSPSS((株)IBM)を用いて行う。

意義

将来のわが国におけるトップアスリートとしての活躍が期待されるジュニアエリート選手の育成をサポートし、かつ安全で安心できる大会運営に資するデータベースの基盤整備に期待されるところは大きいと考える。このような実践的研究を通じて、新たにアスリートコホートの構築とジュニアテニス選手権大会におけるメディカルガイドライン策定の可能性についても検討して行きたい。

個人情報の扱い

「連結可能匿名化」を行い、個人情報を保護する

(研究対象者のデータや検体から氏名等の個人情報を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行う研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表は外部に漏れないように厳重に保管する 多施設共同研究の場合は各施設で管理する)

対応表の管理方法)

ネットワークから切り離されたコンピューターを使用して記録された外部記憶媒体(USBなど)、あるいは筆記等による紙媒体を、鍵をかけて厳重に保管する

問い合わせ先

大阪大学大学院医学系研究科 環境医学 教授 祖父江 友孝

連絡先電話番号 06-6879-3920

審査結果通知書

審査結果通知書(16097)

大阪大学医学部附属病院の倫理審査委員会(IRB)承認課題