1. 研究名称 | 全国がん登録情報を用いた胃がん及び食道がんの疫学研究 |
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2. 研究概要・目的 | 胃がん及び食道がんにおける年齢・部位別の疫学的特徴に関する大規模リアルワールドデータを用いたエビデンスは乏しいです。本研究では、全国がん登録情報を用いて、胃がん及び食道がんの罹患率、生存率及び治療法等を年齢・部位・年度等を踏まえて集計を行い、本邦における疫学的特徴を調査します。解析によって得られた結果を報告することで、胃がん及び食道がん治療における科学的根拠を提供するだけではなく、今後のがん治療選択の最適化や検診等の予防医療を推進する上で重要な情報を提供します。 |
3. 研究期間 | 研究許可日~2030年12月31日 |
4. 研究責任者 | 大阪大学大学院 医学系研究科 環境医学 研究責任者:北村哲久 |
5. 研究の実施体制 | 研究代表機関研究責任者 大阪大学大学院 医学系研究科 社会医学講座 環境医学 北村哲久 研究代表機関研究分担者 大阪大学大学院 医学系研究科 社会医学講座 環境医学 査凌 大阪大学大学院 医学系研究科 社会医学講座 環境医学 下村良充 共同研究機関研究責任者 アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 EOR データサイエンス部 堀江義治 共同研究機関研究分担者 アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 EOR データサイエンス部 福澤和輝 アストラゼネカ株式会社 メディカル本部 EOR データサイエンス部 志田瑶 |
6. 研究の資金源および利益相反 | 本研究は、胃がん及び食道がんの治療薬を開発中の企業であるアストラゼネカ株式会社から、研究の実施に必要な資金の提供を受け同社との共同研究として実施されます。 研究を行うときにその研究を行う組織あるいは個人(以下「研究者」という。)が特定の企業から研究費・資金などの提供を受けていると、その企業に有利となるように研究者が研究結果を改ざんあるいは都合よく解釈したり、また都合の悪い研究結果を無視するのではないかという疑いが生じます。(こうした状態を「利益相反」といいます。) この研究における利益相反は、大阪大学大学院医学系研究科・医学部臨床研究利益相反審査委員会による審査を受け、承認を得ています。我々はその審査結果に基づき、利益相反を適正に管理して研究を行います。 |
7. 研究対象者 | 全国がん登録データにおいて、2016年から2021年までに胃がん(ICD-10コード「C16」)又は食道がん(ICD-10コード「C15」)の診断を受け、登録された患者。 |
8. 研究に用いる試料・情報の種類 |
行番号、性別、診断時年齢、診断時患者住所都道府県コード、側性、局在コード(ICD-O-3)、診断名(和名)、形態コード(ICD-O-3)、性状コード(ICD-O-3)、分化度(ICD-O-3)、組織診断名(和名)、ICD-10コード、ICD-10(和名)、診断根拠、診断年、DCI区分、DCO区分、統計対象区分
発見経緯
提供情報患者番号、多重がん番号
生死区分、死亡日/最終生存確認日資料源、生存期間(日)、生存率集計対象区分
原死因(ICD-10)、原死因(和名)、死亡年月
診断年月日、診断日精度
進展度・治療前、進展度・術後病理学的、進展度・総合
外科的治療の有無、鏡視下治療の有無、内視鏡的治療の有無、観血的(外科的・鏡視下・内視鏡的)治療の範囲、放射線療法の有無、化学療法の有無、内分泌療法の有無、その他治療の有無 |
9. お問い合わせ先 | 大阪大学大学院 医学系研究科 社会医学講座 環境医学 准教授 北村哲久 連絡先:06-6879-3922 |