2014.8.22 倫理審査委員会承認
IRB承認対象 | 2005年以降に救急搬送された全ての院外心停止症例を対象とする。日本では各地域の消防本部により院外心停止症例の病院前救護情報が登録され、総務省消防庁は毎年約12万件を集積しており、登録中止の予定はない。 |
---|---|
研究機関 | 大阪大学医学系研究科環境医学 |
目的 | 救急業務の一環として記載される院外心停止患者記録(ウツタイン様式)を用いて、その社会復帰に関する因子を多面的に分析・検証すること。 |
方法 | 救急隊が記録した初期心電図波形による予後の違いを明らかにする。主要、副次的評価項目に関して疫学的検討を行う。群間の割合の差の検定や、代表値・分布の差については適宜パラメトリック検定もしくはノンパラメトリック検定を用いる。初期心電図波形種別と転帰の関係を評価する場合に要因調整を行う場合は、ロジスティック回帰などの多変量解析を用いる。この他の項目に対して、院外心停止症例の転帰改善に関係する因子を探索的・包括的に検証する。 |
意義 | 得られた成果を通じて、院外心停止症例の救命率の改善のためのエビデンス構築、一般住民への院外心停止に関する情報発信・教育・啓蒙、さらには消防行政を向上のための提言ならびに方策に役立てることが出来る。 |
個人情報の扱い | 匿名化された行政資料であり、個人情報は取り扱わない。 |
問い合わせ先 | 大阪大学大学院医学系研究科 環境医学 助教 北村哲久 連絡先電話番号 06-6879-3922 |
大阪大学医学部附属病院の倫理審査委員会(IRB)承認課題