「ひっこし」
梅雨です。盆地の京都の梅雨は湿度が半端じゃないです。初めて京都で迎えた梅雨は、押入に片付けていた鞄にカビが生えました。そんな辛い思いでも5年前のことです。
気付けば今年で6年目、加藤研はこの6年間で色々変わりました。一番変わったことは研究室の場所です。私が来た時、加藤研は本部キャンパスの工学部9号館にあり、学生も研究員も皆そこに自分の机を並べていました。今の加藤研は3カ所あります。生命科学研究科と人文科学研究所とiCeMSです。
場所が離れていると不便なこともあります。特にメンバー間でコミュニケーションをとる機会は少し減ったかもしれません。一緒の部屋で毎日顔を合わせていると、何気ない会話から自然と情報交換ができます。研究の進み具合や悩みなども一緒に考える機会が増えます。加藤研には様々なモチベーション、背景(専門分野)を持ったメンバーが集まっているの
で、メンバー同士のちょっとした雑談が貴重な経験となります。私も今までメンバーから多くの知識や刺激をもらいました。
コミュニケーションの機会は若干減ったかもしればせんが、場所が増えたことはマイナスばかりではありません。加藤研が3カ所になったことは、それだけ扱うテーマも広がったことを意味しています。また研究員の数も増えました。そして、場所が離れているといっても、3カ所とも同じ吉田キャンパス内です。すぐに会いに行けるし、一緒にランチをしたり、飲みにいったり気軽にできる距離です。
梅雨が明けたら、加藤研で(私が経験する)3度目の引越です。新しい部屋も同じく吉田キャンパス内です。これで加藤研は4カ所になり、メンバーも増える予定です。
夏の引越は少し辛いですが、新しい環境を作ることもまた楽しみです。
(白井哲哉)