文部科学省インターンシップ

ごぶさたしておりました、伊東です。この日誌では過去を振り返りがちになってしまっていますが、今年の3月、文部科学省に2週間お世話になってきました。文部科学省では、「教育」「文化・スポーツ」のほかに「科学技術・学術」も扱われています。その中でも私は、大学や研究機関で行われる研究がどのように推進されているかということを学んできました。
私の研究テーマは「科学コミュニケーション」ですが、コミュニケーションはもちろん手段であって目的ではありません。目的はいろいろ設定できると思いますが、大ざっぱにひとつ「どういう科学がよいと思うか、対話を通じて考えを深める」ということが挙げられると思います。例えば、社会と調和した形で科学技術が進歩するために、あるいは、これまでになかった面白い研究が実現するように、など。
文部科学省の科学技術行政は、どういう科学技術を推進するかという問いに対する政府の答えといえます。その現場でいろいろ見聞きして学びたいと思ってインターンシップに応募したのでした。みなさんお忙しい中親切にたくさんのことを教えてくださり、例えば、研究費はどのようにして配分されるかといったこともずいぶんわかりました。
結果的にもっとも強く感じたことは、私自身は行政に直接関わるよりも研究という形でよりよい科学について考えていきたいということだったのですが、いわゆる官僚という方々は幅広い知識を持ってとてもよく働く人たちで、中央省庁という職場の魅力がわかったような気がしました。
文部科学省のインターンシップは毎年春と夏に行われているそうで、Googleなどで簡単に要項を見つけることができます。旅費や滞在費は自己負担になりますが、得がたい経験ができると思います。

ちなみに最近は論文を書いております。ちくちくと英作文の日々です。次回の日誌でよい報告ができることを夢みております。。

(伊東真知子)