『Don’t worry. Be happy!』

 宇宙飛行士野口聡一さん、出航前のひとこと。

‘宇宙飛行士’と聞くと先ずは他人事のように‘少年の夢と希望’と連想するが、振り返れば自身にとってもたいへんな‘夢と希望’。
サンダーバードも宇宙戦艦ヤマトも見たことはないが、宇宙に行けるのだ!宇宙で実験が出来るのだ!というその現実にドキドキする。
国際宇宙ステーションには、哺乳類から植物、培養細胞まで幅広い生物種を用いた実験が行える「Centrifuge」という名の生命科学実験施設があり、現在、日本の実験棟「きぼう」も開発中だ。
宇宙で細胞を観る。学部時代、電子顕微鏡で1μmの‘超ミクロ宇宙’を観た後、天文学系研究室の望遠鏡で10万光年の‘宇宙,銀河’を観た。このスケール感は非常に心地良く、今思うと贅沢な楽しみであった。
宇宙というキーワードから語られる‘夢と希望’は尽きない。今回はここまでに。
最後に、ディスカバリー号コリンズ船長のこんな言葉を…『Know your job. Do your job. and Communicate!』

(井出 絵実子)