「いで玉虫」
玉虫色、ときに彩 equivocal。
学会シーズンの秋。情報を知識として、玉虫は更なる彩を授かります。しかし、消極的にはequivocal。曖昧さを意味します。科学コミュニケーションという言葉を、たくさんたくさん消化するうち、私は、私の一番好きな色を見失いそうになるのです。活発なこの分野で、まさか「いでカタツムリ」になるわけにはいかず、焦った結果の玉虫色。
玉虫色、思う彩 iridescent。
真珠のような光沢の、「きれいだね」と言ってもらえる羽が欲しい…願わくは一枚、欲張って数枚。
(井出絵実子 改めいで玉虫)