「芋蔓式における一考察」

先々週、芋掘りをしました。
青々とした芋の葉を刈り、いざ芋を穫ろうと蔓をひっぱると、
ぶちぶちっと切れてしまいました。

「何!、芋蔓式にはいかないのか?!」
「なんとしても美しい芋蔓式をしたい!」

結局、手で慎重に芋の周りの土を掘って、
今にも土から抜けそうな演出をしたうえで、
鈴なりのサツマイモを収穫しました。
(そうです、芋は「掘る」ものなんです。ひっぱってはいけません。)

芋蔓式:(芋蔓をたぐるように)一つの事に関連のある人や物が次々に明らかになること。

大辞林第2版は上記のように解説していますが、
「確かに蔓をたどれば芋には行き着くが、そんなに簡単にはいかない・・・」
という意味もあるのではないかと思える一日でした。

htkt_2008_04

(中川智絵)