「国際学生セミナー」
2月27日から3月2日にかけて第5回国際学生セミナーが京大会館にて行われました。私自身この研究室に来て初めての研究発表ということになりました。
私は日本でのサイエンスカフェについて発表したのですが、日本でこれだけ広まっていると感じているのは我々を含む科学コミュニケーションに興味を持っている人の中でだけかもしれません。
京都でも3カ所でサイエンスカフェが定期的に行われており、その一つは京都大学の学生が中心となって行っておりますが、そのサイエンスカフェも京都大学の学生にはあまり周知されていないようです(少なくとも私の話を聞きに来てくださった学生さんは誰もサイエンスカフェの存在を知りませんでした)。ですが皆様、非常にサイエンスカフェに興味を持っていただけたようです。
サイエンスカフェという社会と科学の新しい関係を築けるであろう場を、一般市民にはもちろんのこと、科学者(特に若手)の皆さんにこのように学会という場で知ってもらえるよう、私自身も活動していくべきなのかもしれません。
日本におけるサイエンスカフェのあり方をしっかりと提言できるよう今後も動向を見守りつつも、私自身の研究の意義、今後の展望を考えなければ、と改めて考えされられた1日でありました。
私もそろそろサイエンスカフェ行脚をする必要がありそうです。
(松田健太郎)