ホームページがようやくできました!

ようやく研究室のホームページを立ち上げることができました。以前の職場であったJT生命誌研究館から京都大学に移って、ほぼ2年半、早くWebでの情報を出したいと思っていたのですが、なんとか形だけは作ることができました。

これからまだまだ内容を充実させていかなくてはなりませんが、まずは、「あっとゲノム」のページを見ていただければありがたい。昨年11月に東京、京都、福岡で開催した「ゲノムひろば」の時に研究室の山岸君が中心になって用意した「そもそもゲノム」のパネルの内容を、フラッシュの画像を使って、インターネットで立体的に見られるようにしようと考えて制作したものです。ゲノムが細胞の核の中に折り畳まれて入っている様子や、遺伝子の情報が転写、翻訳され、タンパク質になるところが、紙芝居のように見られます。(特に、転写と翻訳のあたりは、それなりにやりたかったことができたのですが、一番最初に遺伝のことが入っているのは迷ったところで、先にゲノムが細胞に入っているところを見せた方がよいかもしれない、などと、まだ試行錯誤中)次の目標は、ゲノム解析の最新の情報を入れること(多様な生物のゲノム解析の現状や、SNP、ハプロタイプなども)と、ゲノム研究の歴史、倫理的問題の部分を充実させることです。

6月21日には、新しい研究会(「生命科学と科学のコミュニケーション研究会」)を始めます。京都を中心に、生命科学と社会の接点について考えたい人、仕事をしている人が出会う場を作りたいと、これもまた以前から考えており、ようやくスタートです。あまり大げさなものをイメージしているわけではなく、あくまでインフォーマルな形で進めていこうと思っているのですが、果たしてどうなることやら。私の属している人文科学研究所は、フォーマルには大学院生を受け入れる体制がないのですが(文学研究科やいくつかの研究科に連携講座として参加している人はいるけれども)、昨年の「ゲノムひろば」をきっかけに、生命科学系などの学生が何人か出入りしてくれるようになっています。大学や学部、研究科といった既存の枠にとらわれずに、やりたいことを中心に人が集まるようになればうれしいのですが。