大学院入試説明会と人文研研究会

昨日は、東京で生命科学研究科の大学院入試説明会がありました。全部で70人ほどの人が参加され、研究科に対する関心の高さを感じました。生命文化学についても私が紹介し、終了後の個別相談の時間に3人の人が来てくれました。そろそろ雑誌(細胞工学・実験医学・蛋白質核酸酵素)に生命文化学の学生募集の広告が出るはずです。多くの人が見てくれるといいのですが。生命科学研究科の募集案内はこちら

異なる話題ですが、先週の土曜日(19日)は人文科学研究所の共同研究「文明と言語」の会でした。大阪大学の文化人類学者でカナダのイヌイットの調査をされている大村敬一さんがゲストスピーカーでした。イヌイットの文化は現代科学とは異なる見方を提示してくれるものとして、注目を集めているそうです。彼らによると、法則性の発見とその適用による予測を重視する現代科学は「子供」の文化で、「大人」は個々の事象を見て、無理な理論化はしないのだそうです。さらには、「怒る人」「他人の意見に反対する人」も「大人」ではないとか。
会では情報学研究科の助手の方で、職人の芸の伝達を研究テーマにしているという人に会いました。こんなことをやっている人が京大にいたのか、とまた発見です。