特任研究員の相澤弥生らによる遺伝情報の返却に関する論文が公開されました。

研究で得られた遺伝情報を研究参加者に返却することに関する倫理的・法的・社会的課題（ELSI: Ethical, Legal and Social Issues）について、諸外国の事例を調査し我が国の現状も含め詳細に検討した結果を提言としてまとめました。
本研究は、加藤和人教授が研究代表者を務めた、日本医療研究開発機構（AMED）ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業（先導的ELSI研究プログラム）「学際連携に基づく未来志向型ゲノム研究ガバナンスの構築」において行われたもので、日本語の報告書もすでに公開されています。

論文題目：A proposal on the first Japanese practical guidance for the return of individual genomic results in research settings
掲載誌：Journal of Human Genetics
DOI：10.1038/s10038-019-0697-y