「ライフサイエンス・医療と社会」研究セミナー(第13回)を開催します。(2017.1.19)

ライフサイエンス・医療と社会」 第13回 研究セミナーを開催します。

【日時】
2017年1月19日(木)16:00~17:30

【場所】
大阪大学大学院医学系研究科附属
最先端医療イノベーションセンター棟2階セミナー室A

【講演者】

Peter Goodhand
Executive Director, Global Alliance for Genomics and Health
Marina Distefano, PhD
Variant Scientist, Laboratory for Molecular Medicine, Partners HealthCare


【講演テーマ】
臨床ゲノムデータの利活用に向けた基盤整備の取り組み

主旨:人間の健康に関する理解を深めていく上で、ゲノムおよび健康関連のデータを共有することは不可欠である。国際的にデータ共有を推進していくためには、実用的で責任ある実施のための枠組みが必要であり、Global Alliance for Genomics and Health(GA4GH)は、このような枠組み作りを推進する場として2013年に発足した。事務局長のGoodhand氏より、最近のGA4GHの活動についてご報告いただく。
ClinVarは遺伝子に関する変異を集積するレポジトリで、NCBIによって構築・運営されており、日々の遺伝子診療に広く利用されている。Distefano氏はClinGenと呼ばれる、病気に関わる変異のキュレーションを向上させるための様々な活動や表現型解析、遺伝性難聴に関わる遺伝子や変異の知識基盤構築に携わっており、現場の医学系研究者としての視点から、ゲノムデータベースの構築に必要なレポジトリのあり方についてご講演いただく。

※講演は英語で行います。どなたでも参加でき、参加登録は 必要ありません。



【連絡先】
加藤和人(社会医学講座・医の倫理と公共政策学分野)
電話:06-6879-3688

E-mail:info★eth.med.osaka-u.ac.jp[★を@に変えて下さい]