2021年度 第4回「ヒトゲノム研究倫理を考える会」
– ゲノム研究と社会をつなぐELSIを考える –

概要

ゲノム科学の発展には社会との信頼関係の構築が必須です。そのため国内外のゲノム研究プロジェクトでは、社会とのコミュニケーションや倫理的・法的・社会的課題(Ethical, Legal and Social Issues:ELSI)への対応に継続して取り組んでいます。文部科学省科学研究費助成金新学術領域研究「先進ゲノム支援(先進ゲノム解析研究推進プラットフォーム)」においても社会との接点を重視し、「ゲノム科学と社会ユニット」という部署を設置し、2016年度よりゲノム科学に関するELSIをはじめとするさまざまな情報発信を行い、社会とのコミュニケーションの橋渡し役となるべく活動してきました。
そこで今回、「ゲノム研究と社会をつなぐELSIを考える」をテーマにヒトゲノム研究倫理を考える会を開催いたします。全国どこからでも参加できるオンライン形式で開催しますので、是非ご参加下さい。

開催日時:2022年1月31日(月) 13:00-16:00

開催形式:オンラインシンポジウム

# 事前に参加登録を頂いた方に当日参加用URLをお知らせします。
# ブラウザから誰でも参加できるシステム(ユーザ登録不要)を使用します。
# パソコン・スマホで全国どこからでもご参加頂けます。

プログラム

13:00-13:10 開会の挨拶(10分)
   小原 雄治(国立遺伝学研究所)

13:10-13:30 講演(1):講演 (20分)
「ゲノム科学と社会ユニット(GSユニット)のあゆみ」
   加藤 和人(大阪大学大学院医学系研究科)

13:30-13:50 講演(2):講演 (20分)
「ヒトゲノム研究におけるインフォームドコンセントのモデル書式
 ~指針改正・R2/R3個情法改正への対応」
   川嶋 実苗(JSTバイオサイエンスデータベースセンター)

—休憩(10分)

14:00-14:25 講演(3):講演 (25分) 技術動向:データ共有・産学連携
「ヒトデータの共有と利活用 – 国際共同研究・企業研究に向けて」
  荻島 創一(東北大学 高等研究機構 未来型医療創成センター/東北メディカル・メガバンク機構)

<質疑応答・総合討論>

14:25-15:00
[第一部]国内外の動向とゲノム研究のこれからを考える
   指定発言(10分)
   三成 寿作(京都大学iPS細胞研究所)

15:00-16:00 
[第二部]座談会:今後のゲノム研究とELSI(倫理的・法的・社会的課題)を考える

対象:大学・研究機関の倫理審査関係者、研究者など

参加費:無料

参加登録:

下記ページのフォームから参加登録をお願いします。
URL: https://www.genomics-society.jp/news/event/post-20220131.php/
[事前参加登録:1月26日(水)12:00まで]

主催:文部科学省科学研究費新学術領域「先進ゲノム支援」ゲノム科学と社会ユニット (GSユニット)

後援:日本生命倫理学会

問合せ:大阪大学大学院医学系研究科医の倫理と公共政策学
    email: workshop@eth.med.osaka-u.ac.jp