「やりたいこと」に、本気で挑戦できる場所。
2012年入局

上間 遼太郎

Uema Ryotaro

上間 遼太郎
Q
今までの歩みについて教えてください。
私は2011年に大阪大学を卒業し、その後、大阪警察病院で2年間の初期研修を行いました。実は学生時代は、もともと循環器内科を志望していました。
転機になったのは初期研修の時です。消化器内科で出会った指導医の先生が、本当に素晴らしい先生でした。内視鏡の技術はもちろん、人間性や患者さんとの接し方、そして後輩医師との関わり方まで、「こんな医師になりたい」と思えるような存在でした。その先生は現在大阪を離れていますが、今でも定期的に連絡を取らせていただいています。その先生の影響もあり、内視鏡の世界に興味を持ち、消化器内科を志すことになりました。
その後、大阪警察病院で3年間の後期研修を行いました。忙しい日々ではありましたが、素晴らしい上司や同僚に恵まれ、毎日成長を実感できる、とても充実した時間でした。
5年間の研修を終えた後、大阪大学消化器内科へ異動しました。1年間の病棟業務を経験した後、大学院へ進学し、消化管内視鏡グループに所属しました。ESDなどの内視鏡治療を行いながら、当初は胃癌腹膜播種をテーマに基礎研究に取り組んでいました。ただ、研究は思うように進まず、悩むことも多い日々でした。
ちょうどその頃(2018年頃)、AI技術が急速に発展し始めていました。もともとPCやプログラミングに興味があったこともあり、「自分でもやってみよう」と思い、AI研究を始めました。当初の研究テーマとは少し異なる方向への挑戦でしたが、指導教官の先生方も温かく背中を押してくださいました。周囲に相談できる人がほとんどいない中で、手探りで試行錯誤する日々でしたが、大阪大学消化器内科には「やりたいことを自由に挑戦できる」雰囲気があり、とても恵まれた環境だったと思います。
その後、食道癌AI研究をテーマとして学位を取得し、2023年からは特任助教として、ESDをはじめとする内視鏡治療や病棟診療を行いながら、現在もAI研究に取り組んでいます。
Q
入局のきっかけについて教えてください
大阪大学出身だったことや、大阪警察病院が大阪大学消化器内科の関連病院だったことも理由の一つですが、一番大きかったのは、警察病院で出会った先生方の存在です。尊敬できる先生方が皆大阪大学消化器内科の医局に所属されていて、「こういう先生たちと一緒に働きたい」と自然に思うようになりました。また、大阪大学消化器内科は関連病院が関西圏に広くあり、第一線で活躍している病院が多いことも大きな魅力でした。幅広い環境で経験を積めることは、とても大きな強みだと思います。
Q
消化器内科の魅力について教えてください
やはり一番は、「内視鏡がおもしろい!」ということです。正直に言うと、学生の頃は内視鏡見学をしていても眠いばかりであまりピンときていませんでした。でも実際に研修医になって自分で内視鏡を持ってみると、思っていた以上に楽しくて、一気に魅力に引き込まれました。内視鏡は本当に奥が深く、手技の種類も非常に豊富です。やればやるほど新しい発見があり、「もう十分」という感覚になりません。私自身、消化管癌治療を専門にしていますが、今でも内視鏡治療は純粋に楽しいと感じています。
また消化器内科は扱う領域がとても広いのも魅力です。急性期から慢性期、良性疾患から悪性腫瘍まで、幅広い疾患に関わることができます。
さらに、将来のキャリアの選択肢が多いことも大きな魅力だと思います。病院勤務、クリニック、健診施設など、多様な働き方が可能です。
Q
学生・研修医へのメッセージ
私自身もそうでしたが、学生時代に抱いていたイメージと、実際に研修医として働いてみた時の印象は意外と大きく変わることがあります。研修医の1〜2年で将来を決めるのは簡単なことではないと思います。でも少なくとも、「消化器内科を選んで後悔した」と感じたことはありません。みんなで楽しく働くことが好きな人、手を動かすことが好きな人、何かを極めたい人、いろいろなことに挑戦してみたい人。そんな人には、ぜひ一度消化器内科を見に来てほしいと思います。
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