肝細胞死・肝星細胞微小環境研究グループ

グループリーダー:齋藤義修

コンセプト:肝細胞死/肝線維化/肝発癌/肝星細胞/微小環境

研究内容:肝細胞死を起点として、肝星細胞を中心とする微小環境との相互作用から慢性肝疾患(線維化・発癌)の病態を解明し、Translational Researchにより新規治療創出と消化器病学のTransformationを目指します。


細胞死(アポトーシスおよび非アポトーシス型)を出発点に、炎症・線維化・発癌へと連なる慢性肝疾患の病態連鎖を解明します。肝星細胞サブポピュレーションと免疫を含む微小環境に着目し、間質—上皮相互作用や転写制御を介した病態ドライバーを同定します。これらを治療標的として、基礎から臨床へ橋渡しするTranslational Researchを推進します。

胆膵 Onco-Endoscopy グループ

グループリーダー:吉岡鉄平

コンセプト:Endoscopy-driven Oncology(内視鏡が牽引する腫瘍診療)

研究内容:EUS/ERCPを核に、胆膵領域のunmet needsに挑む内視鏡主導型腫瘍研究を展開します。


胆膵癌は依然として予後不良でunmet needsの多い領域です。本グループはEUS/ERCPを中核に、精密診断、内視鏡治療、薬物療法、遺伝子検査を統合した胆膵癌診療を推進しています。若手中心の機動力を強みに、OPFをはじめとする多施設共同研究を通じて、実臨床に根差したエビデンス創出と標準治療の更新を目指します。

肝疾患臨床研究グループ

グループリーダー:田畑優貴

コンセプト:Real-World Evidence

研究内容:日常診療から生じる肝疾患のclinical questionを研究で解決し、診療へ還元します。


日常診療で生まれる肝疾患の疑問を起点に、Osaka Liver Forum(OLF)による多施設共同研究で検証し、世界へエビデンスを発信しています。2006年の発足以来60編超の英文論文実績を基盤に、臨床データ解析に加え、血清・肝組織などの試料共有を活用した発がん・治療効果予測バイオマーカー研究など、橋渡し研究を推進しています。

膵・肝病態インターセプションリサーチグループ

グループリーダー:牧野祐紀

コンセプト:IPMN/膵癌/肝癌/炎症/線維化/p53/類洞内皮細胞

研究内容:膵・肝疾患の進展を各病態段階でインターセプトすることを目指した基礎研究を行います。


膵臓・肝臓における炎症、線維化、前癌病変、癌へと至る連続的病態を解明し、進展阻止を目指しています。膵臓ではIPMNを中心とした前癌病変への早期介入による膵癌予防と治療標的探索を行います。肝臓ではp53や類洞内皮細胞が病態制御に果たす役割に着目し、肝病態の新たな理解と治療戦略の構築を進めています。

B型肝炎ウイルス(HBV)研究グループ

グループリーダー:村井一裕

コンセプト:HBVの完全排除を目指す

研究内容:B型肝炎ウイルス(HBV)の複製・持続感染・発癌の分子基盤を解明し、得られた基礎的知見をもとに新規治療戦略および病態予測バイオマーカーの創出を目指す研究グループです。


当グループは、B型肝炎ウイルス(HBV)が宿主に持続感染し、肝炎・肝硬変・肝細胞癌へと進展する分子・免疫学的機構の解明を目的としています。B型慢性肝炎患者の臨床経過を解析する観察研究に加え、細胞およびマウスを用いて構築した感染モデルや臨床検体を用いた宿主・ウイルス遺伝子の相互作用解析を行い、病態形成の本質に迫ります。これらの知見を基盤として、HBVの新規治療戦略や病態予測バイオマーカーの開発を推進しています。

SLD研究グループ(仮称)

グループリーダー:坂根貞嗣

~Comming Soon~

免疫微小環境解析グループ

グループリーダー:明神悠太

コンセプト:細胞間インターラクション/マルチオミクス解析

研究内容:免疫微小環境の理解から、新規治療標的とバイオマーカー開発を目指します。


肝がん、肝炎、自己免疫性肝疾患を対象に、がん細胞・肝細胞の遺伝子変化と周囲細胞との相互作用が病態や治療反応性を規定する機序を解析しています。臨床検体およびマウスモデルを用いたマルチオミクス解析により、病態の鍵となる分子機構を同定し、治療標的、予後予測バイオマーカー、薬物療法の効果・副作用予測への展開を目指します。

消化管癌・内視鏡グループ

グループリーダー:辻井芳樹

コンセプト:内視鏡診断・治療(ESDなど)を軸とした消化管癌診療と研究

研究内容:内視鏡診療を基盤とした高い臨床力と科学的思考力を融合し、消化管癌の診断・治療の進歩とエビデンス創出に取り組みます。


消化管癌の発生・進展機序の解明、新規治療標的やバイオマーカーの探索、高精度診断技術および低侵襲治療法の開発を目的に、基礎から臨床まで幅広い研究を展開しています。OGF(Osaka Gut Forum)をはじめとする研究組織を基盤に、多施設共同研究を積極的に推進し、臨床現場へ還元可能な質の高いエビデンス創出を目指します。

炎症性腸疾患(IBD)グループ

グループリーダー:良原丈夫

コンセプト:バイオマーカー/Precision Medicine/腸内細菌叢

研究内容:IBDの病態を多層的に理解し、病態に基づくPrecision Medicineの確立を目指します。


腸内細菌叢・脂質・糖鎖を中心としたオミックス解析を基盤に、炎症性腸疾患の病態解明に取り組んでいます。腸内細菌叢移植による新規治療開発や、精神症状とIBDを結ぶ脳腸相関の基礎・臨床研究も推進しています。さらに、治療効果予測や疾患活動性モニタリングに有用なバイオマーカーを開発し、個別化医療戦略の構築を目指します。