大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 切除不能進行再発胃癌に対する化学療法の有効性の多施設共同後ろ向きコホート研究
実施期間 2020年11月30日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学
市立豊中病院消化器内科、兵庫県立西宮病院消化器内科、国立病院機構大阪南医療センター消化器内科、済生会千里病院消化器内科、関西労災病院消化器内科、市立伊丹病院消化器内科
主任研究者 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原徹郎
研究目的 本邦において,切除不能進行再発胃癌に対しては,化学療法が標準治療である.各臨床試験において,各種薬剤の有効性が確認され,ガイドラインにおいても標準レジメンが定まりつつある。しかし、ガイドラインの根拠となる多くの臨床試験は75歳以下、全身状態良好症例が対象である。一方、実臨床では経口摂取不良や高度腹水を有し全身状態が不良な症例、高齢者も多く含まれ、これらの症例に対する化学療法の安全性や有効性は未だ不明である。今後はこれら患者の状態に合わせた治療法の検討が必要と考えられる.このため,切除不能進行再発胃癌に対する化学療法を後ろ向きに調査を行い、実地臨床における有効性を患者背景から検討し、問題点を抽出する.
対象 大阪大学消化器内科学関連施設において,2007年8月より2015年7月の期間に切除不能進行再発胃癌と診断された患者を対象に,診療録よりその治療詳細および経過がおえる患者を対象とした.
研究方法 試験デザインは後ろ向き観察研究.各共同研究施設にてID、患者名など個人を特定できる項目を除いた連結可能匿名化データを診療録より記載し,大阪大学消化器内科にて、転帰および累積全生存率・累積無再発生存率をカプラン・マイヤー法により解析する.
利用する者の範囲 大阪大学大学院医学系研究科消化器内科で解析をします。
試料・情報の管理について
責任を有する者の
氏名または名称
大阪大学消化器内科学 林 義人
プライバシーの
保護
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。ご自身のデータを使ってほしくないとお考えの場合は、2019年6月15日までに下記にご連絡ください。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 林 義人
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)