大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究
研究課題 | 深層学習を用いた食道癌の内視鏡画像診断についての検討 |
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実施期間 | 2023年3月31日まで |
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研究機関 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 |
主任研究者 | 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 教授 竹原徹郎 |
研究目的 | 食道癌の深達度診断において、内視鏡診断は重要な役割を担っています。特に、NBI拡大観察における上皮乳頭内ループ状毛細血管の形態診断は、その高い正診率のため現在広く用いられています。しかし、実際は診断者によってその診断能には差があることが知られており、同じ病変に対しても診断者によって異なる診断がつくことも珍しくありません。そこで、我々は食道の内視鏡画像をコンピュータに自動診断させることで、正確かつ再現性の高い診断を行うことが出来るのではないかと考え、今回の研究を行うこととしました。 |
対象 | 2013年1月~2018年6月までに、当院において拡大内視鏡検査を施行され、その後内視鏡治療もしくは手術を施行された20歳以上の患者さんを対象とします。集積症例数はおよそ300-400例程度となる見込みです。 |
研究方法 | 対象期間中の患者さんの内視鏡画像を抽出し、コンピュータに解析させるための画像処理を行います。得られた内視鏡画像を用いて食道内視鏡画像診断システムを構築し、実際にどれくらい正確な診断ができるかについて検討します。抽出された症例については、年齢、性別、病変識別可能コード、病変径、病変部位、肉眼型、NBI拡大内視鏡所見、治療方法、治療日、切除標本の病理所見などの情報を収集します。 |
利用する者の範囲 | 大阪大学大学院医学系研究科の単施設研究です。 |
試料・情報の管理について 責任を有する者の 氏名または名称 |
大阪大学消化器内科学 林 義人 |
プライバシーの 保護 |
プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には、研究対象にしませんので、下記の連絡先までお申し出ください。 |
本研究に関する 問い合わせ先 |
大阪大学消化器内科学 林 義人 連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621) |


