大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 肝癌治療における栄養状態の実態調査
実施期間 2023年9月10日まで
研究機関 大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学
主任研究者 竹原 徹郎・大阪大学大学院医学系研究科消化器内科学・教授
研究目的・方法 肝癌の背景となる肝硬変においてはアルブミン低下や亜鉛低下など健常人に比し栄養不良を伴うことが多く、肝癌治療中の絶食や肝癌治療に伴う炎症などのため、入院期間中に栄養不良の悪化を認めることが多いです。一方、アルブミン低下に対するアミノ酸製剤、亜鉛低下に対する亜鉛補充療法など、肝硬変に伴う栄養障害への栄養療法は並行して行われています。しかしながら、それら栄養療法の肝癌治療における有効性については明らかではありません。そこで当院において肝癌治療目的に入院した患者を対象に栄養療法の実態を把握することを本研究の目的とします。 当院消化器内科に入院した肝癌患者について、診療情報(年齢、性別、現症、臨床検査所見、既往歴、肝癌治療内容、治療経過における臨床検査所見の推移、予後・転帰)について、当院の診療録を用いて調査を行い、栄養補充の効果を評価します。 研究期間は、研究機関の長の許可日から西暦2023年9月10日までです。
対象 2017年1月1日から2018年9月10日までに当院に肝癌治療のために入院歴のある肝癌患者
研究に用いる試料・情報の種類 診療情報:年齢、性別、現症、臨床検査所見、既往歴、肝癌治療内容、治療経過における臨床検査所見の推移、予後・転帰等
外部への試料・情報の提供 大学の外部に試料や情報を提供する予定はありません。
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大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学 助教 阪森 亮太郎