大阪大学 消化器内科学 自主臨床研究

 
研究課題 肝細胞癌に対するソラフェニブ投与症例の多施設共同前向き観察研究
実施期間 2017年12月15日まで
研究機関 大阪大学 消化器内科学
および以下の関連施設
大阪府立成人病センター 肝胆膵内科、国立病院機構大阪医療センター 消化器科
国立病院機構大阪南医療センター 消化器科、国立病院機構南和歌山医療センター 肝臓内科
大阪労災病院 消化器内科、関西労災病院 消化器内科
大阪警察病院 消化器内科、大阪府立急性期・総合医療センター 消化器内科
公立学校共済組合近畿中央病院 消化器内科、国家公務員共済組合連合会大手前病院 消化器内科
大阪厚生年金病院 内科、県立西宮病院 内科
箕面市立病院 消化器内科、市立池田病院 消化器内科
市立伊丹病院 消化器内科、市立豊中病院 消化器内科
市立吹田市民病院 内科、市立芦屋病院 内科
西宮市立中央病院 内科、八尾市立病院 消化器内科
東大阪市立総合病院 消化器内科、住友病院 消化器内科
NTT西日本大阪病院 消化器内科、大阪府済生会千里病院 消化器内科
大阪回生病院 消化器内科、市立貝塚病院 消化器内科
主任研究者 竹原 徹郎
研究目的 肝細胞癌に対しては肝予備能および腫瘍進行度に基づいて肝切除、局所療法、肝動脈塞栓療法などの治療が選択されますが、特に、脈管浸潤や肝外転移を有する進行した肝細胞癌に対しては分子標的治療薬であるソラフェニブが標準治療となっています。しかしながら、どのような症例に対して有効であるかは未だ明らかではなく、また、治療後、比較的高頻度に発生する有害事象に対する減量あるいは中止の方法も未だ十分に確立されたとは言い難い状況です。そこで本研究においては、ソラフェニブの適応となった肝細胞癌患者全症例を登録して前向きに観察研究を行い、ソラフェニブ投与前の背景因子、抗腫瘍効果、有害事象発生の状況を検討し、投与開始基準および長期投与方法を確立することを目的とします。
対象 大阪大学および大阪大学関連施設においてソラフェニブの適応となった肝細胞癌患者さんを対象とします。(登録期間内に登録された全症例を対象とします)

適応基準
(1) 切除不能な肝細胞癌と診断され、ソラフェニブの適応である症例

除外基準
(1) 同意取得が得られない症例
(2) 研究代表者又は研究分担医師が不適当と判断した症例
プライバシーの
保護
本研究では大阪大学および関連施設にてソラフェニブの適応となった肝細胞癌患者さんの血清および治療経過などを研究対象とします。 プライバシー確保のため、患者さんが特定できないようにデータを処理した上で研究解析を行います。また、研究結果を公表する際には、患者さん個人が特定されることはありません。
本研究に関する
問い合わせ先
大阪大学消化器内科学 藥師神 崇行(講師)
連絡先電話番号:大阪大学消化器内科学(06-6879-3621)