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お問い合わせはTEL.06-6879-5111(代表)

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2-15

幹細胞採取を受けられる方へ

幹細胞採取 

造血幹細胞移植とCAR-T細胞療法、ドナーリンパ球輸注療法のための細胞採取が行われています。



場 所:輸血・細胞療法部 自己血・成分採血室(統合診療棟3階)
担当者:診療科担当医師・看護師・輸血・細胞療法部の臨床検査技師 3
時 間:予約制

 

(1)末梢血造血幹細胞採取

ドナー(血縁、非血縁の造血幹細胞移植の場合)や患者(自家造血幹細胞移植の場合)に顆粒球コロニー刺激因子を4-6日間投与し、末梢血中に幹細胞を誘導してから末梢血幹細胞採取を行います。成分採血装置を用いて造血幹細胞が含まれる単核球分画を採取します。

 

(2)CAR-T療法のためのリンパ球採取

成分採血装置を用いて、患者さんの末梢血からリンパ球分画を採取し製造工場に搬送します。

 

細胞採取を受ける方へ

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こちらは輸血・細胞療法部からの一般的なお知らせです。個々の患者様に応じ た対応を致しますので、詳細は診療科主治医からの説明で確認してください。

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採取中は、心電図モニターを装着し、定期的に血圧測定を行い、医療スタッフが常に監視します。かかる時間は12時間から4時間で、通常は1日から2日で終了となりますが、 採取にかかる時間や日数には個人差があります。
また、結果として十分量が採取できない場合もあります。

 

【ご注意いただきたい事項等】

  • 寝間着などリラックスできる服装でいらしてください。
  • 排尿・排便を済ませてからいらしてください。
  • 採取中は、DVDやテレビを見てゆっくり過ごしていただきますが、両腕を動かすことができない場合もあります。その場合はパソコンやスマートフォンの操作は難しいと思われます。スタッフが身の回りのお手伝いをしますので遠慮なくお声掛けください。
  • 飲水は可能です。

 

【採取の合併症】

  • 採取では通常の採血よりも少し太めの針を刺します。その際に痛みや不快感による血管迷走神経反応により、吐き気やめまい、血圧が低下することなどがあります。針を刺した血管からの出血、血腫ができるなどの問題が生じることもあります。

  • 血液を取り出し器械を通して身体に戻す体外循環が行われますので、その際使用する血を固まりにくくする薬剤(クエン酸)により、唇や指先などにしびれを感じること(低カルシウム血症、テタニー症状)があります。

  • 採血時に血小板も細胞と一緒に採取されてしまうため、採取後に血小板数が減少することがあります。

 

 【その他お伝えしたい事項】

  • 採取された細胞は、生きたまま凍結保存されます。凍結保存や保管には万全の注意を払っておりますが、ごくまれに保存バックの破損やバック内汚染により、保存されていた 細胞が使用できないことがありますことをご了承ください。

  • 保存された造血幹細胞の保管期限は、原則2年となります。