末梢血検査(CBC)は通常診療の際に、血液学的疾患の有無や各種病態の評価を行うために行われる検査である。大阪大学医学部附属病院(阪大病院)では1日約1,200件測定している、依頼件数の多い検査項目の一つであり、日々膨大なデータが蓄積されている。阪大病院臨床検査部で使用している末梢血検査測定機器では、臨床診断に必要な血球数測定や白血球分類、異常細胞検出を行っているが、同時に、現在臨床診断には用いられていない多数の血液細胞データが測定されている。これらのデータと、患者の疾患情報などのデータを用いて、診断、治療効果の予測やイベント発生の予測モデルの構築を試みる。検査結果および患者情報について、連結可能匿名化し、対応表を切り離した状態で、分析処理する。