先進融合医学共同研究講座
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研究課題名:大阪大学医学部附属病院漢方内科における鍼灸治療の有効性と安全性の検討

研究の対象

 2018年4月~当院で鍼灸外来を受けられている方

研究目的・方法

 大阪大学医学部附属病院漢方内科では2018年4月より週一回、はり師・きゅう師による鍼灸外来を試験的に開始しています。鍼灸治療は、一定の臨床効果を有し、患者のQOLを改善する効果を有すると期待され、頭痛・肩こり・腰痛や冷えなど自覚症状の強い症状の緩和に使用されることが多いですが、現状では、鍼灸治療はあくまで補助的な存在と考えられています。しかし、海外においては、鍼灸治療は米軍医療施設でも行われており、ドイツでは変形性膝関節症患者1007人を対象にしたランダム化比較試験が行われその有効性が報告されています。一方、日常において鍼灸治療が盛んにおこなわれている我が国では、残念ながら、基幹病院で基礎疾患を有する患者における有効性の検討はほとんどありません。そこで、今回我々は、本院漢方内科で行われている鍼灸治療の現状を後ろ向きに検討させて頂き、鍼灸治療の有効性と安全性を検討したいと考えています。

研究に用いる試料・情報の種類

試料:該当ありません。
情報:鍼灸外来の受診患者数、患者背景(年齢、性別、主訴、現病歴、既往歴、併用薬、鍼灸治療回数など)、血液検査所見、脈診、腹診、舌診などから得られる東洋医学的所見、東洋医学的診断である証の分類、治療内容、VASなどの症状改善の客観的評価等

個人情報の取り扱い

 試験実施の際は、当院以外の機関(共同研究機関、臨床検査施設)に研究データを提供します。個人情報の代わりに、試験用の符号をつけることで個人が特定できないように保護します。

お問合せ先

 本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。 ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
 また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

 照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:
 大阪大学大学院医学系研究科 先進融合医学共同研究講座  
 〒565-0871 吹田市山田丘2-2      
 研究責任者:萩原 圭祐