会員だより第12号 第4期総会、腎臓病勉強会開催

会員だより第12号 第4期総会、腎臓病勉強会開催

平成14年11月発行

平成11年9月に発足した「阪大腎友会」も、今年で4年目をむかえ、阪大病院の医師、看護士、管理栄養士、の各先生お力添えのもと、本会員65名、一般会員14名となりました。去る10月27日(日)、58名の参加で、第4期総会が開催されました。

総会には、腎臓内科の今井先生、赤木先生、管理栄養室室長石井和子先生の御出席をいただきました。

石井先生から、今後の栄養管理指導の方向について、ご挨拶をいただきました。特に、「低タンパクの和食、懐石料理を阪大14階のレストランで・・・」と、次回の食事会についてのご提案もいただきました。したがって、次回「春の集い」開催は、レストランの関係で、土曜日に行いたいと思います。

乞うご期待下さい・・・

第1部 総会

「総会」では、報告、議案ともすべて承認されました。

「腎臓サポート協会への団体加入」が決定され、今後定期的に、情報誌「そらまめ通信」を会員のみなさんに配布させていただきます。

役員改選により、第4期、第5期の役員は、会長:竹谷、副会長:田処、会計:野田、会計監査:松尾、幹事:道券、長瀬、蓮井、藤本、藤原のみなさんです。

第2部 勉強会 「腎臓病の明るい未来」

講師:大阪大学医学部講師 医学博士 今井圓裕

腎疾患治療の未来医療として、(1)ゲノム創薬、(2)遺伝子治療、(3)再生医療、(4)異種移植などが考えられます。ヒトゲノムが解読され遺伝子情報に基づく有効性の高い副作用の少ない薬の開発が行われています。薬でなく遺伝子を生体に導入する遺伝子治療の研究が進んでいます。その応用として移植腎を長く生着できる遺伝子治療法(今井先生が研究中)が開発されています。腎臓の再生にも多くの研究者が取り組んでいます。今年になって遺伝子を改変し移植後の急性拒絶反応を抑制できる「ブタ」が開発され、ヒト腎移植治療への応用も近いと思われます。・・・・

このように腎疾患治療をめざす研究は活発に行われており、臨床応用に至る可能性が高いものも開発されており、腎臓病治療の将来は明るいといえます。

新製品紹介

会場では、万有、唐木栄研、江崎グリコ、京都麻袋の各社に展示いただきました。

江崎グリコさんからは、新発売の「たんぱく調整食品」低たんぱく、低リン、低カリウム、低ナトリウムに調整された、「ビスコ」「チョコレート」などが紹介され、試食にみなさん大満足でした・・・

京都麻袋(キョウトマタイ)さんからは、低たんぱく米「越後」が紹介され、お試し商品をいただきました。