阪大腎友会 会員だより第27号 春のつどい
平成22年4月発行
平成22年3月20日(土)に、「春のつどい:食事会」が開催されました。
第1部 腎臓病勉強会 「腎疾患に関する最近の話題」

第1部腎臓病勉強会は、腎臓内科科長:猪阪善隆先生からお話をいただきました。
- 慢性腎臓病(CKD)はなぜ怖い・・・
- CKDでは心臓病や脳卒中を起こす危険が3倍高まります。
- 末期腎不全になると透析導入が必要になります。
- 血液をきれいにする腎臓の働き
- 腎臓の働きを示すGFR(糸球体ろ過量)・・・
- 慢性腎臓病はたんぱく尿と糸球体ろ過量で診断します。
- 慢性腎臓病(CKD)のステージを確認しましょう・・・
- 自己管理と治療の継続でCDKの進行を遅くすることができます。
- 自分にあてはまるCKDステージの治療法を確認しましょう。
- CKDの治療1:生活習慣の改善
- CKDの治療2:食事管理
- CKDの治療3:血圧管理・血糖管理・脂質管理・貧血管理
- CKDの治療4:尿毒症毒素への対応
- 高血圧とCKDが互いに招く悪循環・・・
- 脳卒中・心筋梗塞・心不全・透析導入につながるので血圧の管理に取り組もう!
- 糖尿病では腎症の発症や進行に要注意・・・血糖と血圧の管理に取り組もう!
- 脂質異常症はCKDの大敵、肥満・メタボリックシンドロームもCKDの大敵
- 高齢者ではCKDの危険が高まる・・・急激な腎機能の低下を起こさないために、高齢者では特に、日ごろからの血圧管理や減塩、バランスのとれた食事が大切です。
「安全で快適なPDライフ 透析患者の腹膜透析は・・・」 価格1000円

当会の会員であり、実際に腹膜透析と血液透析を経験されている渡部春樹さんが自分自身の体験を下に、これから透析(腹膜透析あるいは血液透析)が必要となる方々のために、約30分のDVDビデオ「安全で快適なPDライフ 透析患者の腹膜透析は・・・」を自主製作されました。腎臓内科の北村温美先生監修による、透析患者さんの視点で作成したビデオは大変高い評価を得ています。近い将来に透析が必要である方や腹膜透析に興味がある方には、お薦めできるDVDです。
問合せ先:渡部企画事務所
大阪府豊中市東寺内町10-4-103
TEL 06-6388-0022
E-mail watanabe_haruki1718@yahoo.co.jp
第2部 春の食事会
監修:栄養管理室 長井直子先生
お料理:寺阪真二シェフ (ロイヤルホテル スカイ レストラン)
春野菜のいろいろ調理法サラダ
アスパラガス、キヌサヤ、菜の花、ニンジン、大根、タマネギに柚子風味マヨネーズがが添えられています。料理は彩りであることを、再認識しました。
きのことカイワレ大根の香りスープ
きのこはヤマブシタケです
桜鯛の蒸気蒸し 春キャベツを使った中華風アクアパッツァソース
3色のパプリカが葉っぱの形に切り抜かれ添えられています。桜鯛の下には、ゆめごはんで作られたパテがあります。ゆめごはんを工夫していただきました。「ゆめごはん」はキッセイ薬品工業様より協賛頂きました。
紅茶風味のクレープとバニラムース メイプルシロップで
可愛いスイーツが出てきました。ミカンと木苺が添えられています。ベースの紅茶ペーストはきれいにくり抜いてあり、可愛く添えられていました。