超解像度顕微鏡を用いた新たな腎生検病理診断法の確立

課題名

超解像度顕微鏡を用いた新たな腎生検病理診断法の確立

対象者

大阪大学医学部附属病院で過去に腎生検を受けた、腎生検時満16歳以上の方。

試料・情報の管理について責任を有する者の氏名

大阪大学医学部附属病院腎臓内科科長 猪阪善隆

研究機関

大阪大学医学部附属病院 腎臓内科

目的

腎生検組織の細胞内小器官評価方法を確立し、腎予後予測能向上を目指します。

方法

腎生検組織を超解像度顕微鏡で観察し、通常の光学顕微鏡では観察困難な微細構造の変化を評価します。また、年齢、性別、身長、体重、処方歴、各種検査結果を併せて解析し、組織変化と腎予後との関連を検討します。

意義

腎生検組織からこれまで以上に多くの情報を得ることができ、より病態に即した治療法の選択ができるようになると考えています。

利用する試料・情報の項目

腎生検検体、血液・尿検査データなどを用います。また、年齢、性別、病歴、投薬歴、腎代替療法導入の開始の有無などの診療記録を用います。

利用する者の範囲

大阪大学医学部附属病院腎臓内科に在籍する者が利用します。

研究参加の拒否

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申し出下さい。
また、本研究への参加を承諾されない方は研究対象としませんので、下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

個人情報の扱い

個人情報は匿名化されます。研究対象者のデータや検体から氏名等の特定の個人を識別することができることとなる記述等を削り、代わりに新しく符号又は番号をつけて匿名化を行う研究対象者とこの符号(番号)を結びつける対応表を作成します。個人情報管理者は対応表が外部に漏れないように厳重に保管します。具体的な管理方法として物理的安全管理(データ管理PCや記録媒体は腎臓内科研究室内の保管庫にて鍵をかけて保管)、技術的安全管理(外部からの不正アクセス等の防止に対して不正ソフトウェア対策)、組織的安全管理(個人情報の取扱の制限と権限を当研究室内の者に限定する)、人的安全管理(定期的に教育を受ける)を行います。

問い合わせ先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 松井 功
電話 06-6879-3857