ファブリー病腎合併症の早期マーカーとしての尿沈渣検査の可能性についての検討

課題名

ファブリー病腎合併症の早期マーカーとしての尿沈渣検査の可能性についての検討

対象者

大阪大学医学部附属病院で過去に診療を受けた、ファブリー病の方が対象です。

資料・情報の管理について責任を有する者の氏名

大阪大学医学部附属病院腎臓内科科長 猪阪 善隆

研究機関

大阪大学医学部附属病院

目的

ファブリー病の患者さんでは尿に特異的な所見としてマルベリー小体が認められますが、その正体はよくわかっていません。マルベリー小体について詳しく調べることで、腎臓の予後との関係を明らかにすることが本研究の目的です。

方法

大阪大学医学部附属病院腎臓内科で診療を受けられたファブリー病患者さんについて、これまでの診療でカルテに記録されている年齢・性別・臨床診断・臨床所見・病理組織所見・治療の内容・血液検査・尿検査などの情報を収集し、解析を行います。また腎臓内科で腎生検を受けられた患者さんで包括同意をいただいている方の余った検体を用いて特殊な染色を行い、マルベリー小体の正体について検討を行います。

研究参加の拒否

本研究によって患者さんに新たに加わる身体的・経済的・医学的負担はございません。個人情報は匿名化されるため、本研究データから個人を特定することは極めて困難です。本研究への参加を承諾されない方は、下記へ連絡頂き、研究に参加されない旨をお伝え下さい。

個人情報の扱い

個人情報の保護のため、取得した診療情報は個人情報管理責任者が匿名化情報(個人情報を含む)にします。すなわち、診療情報から個人を識別できる情報(氏名、住所、生年月日、電話番号など)を削除し、独自の記号を付すとともに対応表を作成します。これによりどの研究対象者の試料・情報であるか直ちに判別できないよう加工します。得られた診療情報、対応表および解析結果は各施設内の外部から切り離されたコンピューター内に保存されます。具体的な管理方法として物理的安全管理(データ管理PCや記録媒体は腎臓内科研究室内の保管庫にて鍵をかけて保管)、技術的安全管理(外部からの不正アクセス等の防止に対して不正ソフトウェア対策)、組織的安全管理(個人情報の取扱の制限と権限を当研究室内の者に限定する)、人的安全管理(定期的に教育を受ける)を行います。

問い合わせ先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 猪阪 義隆
電話 06-6879-3857