SGLT2阻害薬投与に伴う血圧、体重、各種血液パラメーターの変化と長期予後に関する研究

課題名

SGLT2阻害薬投与に伴う血圧、体重、各種血液パラメーターの変化と長期予後に関する研究

1.研究の対象

2014年1月~2019年12月に当院もしくは名古屋市立大学病院腎臓内科外来を受診されたことがあり、当院もしくは名古屋市立大学病院でSGLT2阻害薬(アプルウェイ、カナグル、ジャディアンス、スーグラ、デベルザ、フォシーガ、ルセフィ、トラディアンス配合錠、カナリア配合錠、スージャヌ配合錠)を新規に処方された20歳以上の方

2.研究目的・方法

目的:
SGLT2阻害薬は比較的新しい糖尿病の治療薬ですが、糖尿病患者さんの心血管イベント発症・死亡抑制効果が報告されています。SGLT2阻害薬は血糖を低下させるのみでなく、利尿効果、高血圧、高尿酸血症、貧血、脂質異常症の改善、体重減少など様々な機序を介して長期予後を改善すると考えられています。我々は薬剤投与後、比較的短期間で現れる上記の変化を検討することにより、SGLT2阻害薬の利益をより享受できる患者さんの同定ができるのではないかと考えています。本研究の目的はSGLT2阻害薬投与後の血圧、体重、各種血液検査データの変動と長期的な予後の関係を検討することです。
方法:上記対象患者さんのSGLT2阻害薬投与後の血圧、体重、各種血液検査データ変動と長期的な予後を後方視的に解析します。
研究期間:研究機関の長の許可日~2024年12月31日

3.研究に用いる試料・情報の種類

情報:病歴(年齢、性別、身長、体重、透析導入日、死亡日、糖尿病・心血管疾患・肺疾患の既往・発症日、喫煙歴、内服薬の種類・量、血圧、脈拍等)、血液検査結果等
試料:使用しません

4.外部への試料・情報の提供

データの提供は、特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は、当センターの研究責任者が保管・管理します。

5.研究組織

大阪大学医学系研究科 腎臓内科学 猪阪 善隆
名古屋市立大学病院 濱野 高行

6.お問い合わせ先

本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先:

大阪大学医学系研究科 腎臓内科学 猪阪 善隆
住所 大阪府吹田市山田丘2-2 D11
電話 06-6879-3857

研究責任者:

大阪大学医学系研究科 腎臓内科学 猪阪 善隆

研究代表者:

大阪大学医学系研究科 腎臓内科学 猪阪 善隆