腎生検で診断の得られた希少6腎疾患の臨床像と病理学的特徴の検討に関する研究

課題名

腎生検で診断の得られた希少6腎疾患の臨床像と病理学的特徴の検討に関する研究

対象者

1991年1月1日から2020年3月31日までに当院を含む日本腎病理協会に所属するメンバーの所属研究機関にて、腎疾患の診断目的のために腎生検を受け希少6腎疾患(Castleman病・クロウ深瀬症候群・TAFRO症候群 / 原線維性糸球体腎炎・イムノタクトイド糸球体症 / IgA沈着による膜性腎症 / 高リン脂質抗体症候群 / クリオグロブリン血症性糸球体腎炎 / Light chain proximal tubulopathy)と診断された方が対象です。

試料・情報の管理について責任を有する者の氏名

大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 助教 難波倫子

研究機関

大阪大学医学部附属病院腎臓内科および日本腎病理協会に所属するメンバーの所属研究機関

研究期間

2023年3月31日までを予定しています。

目的・意義

希少6腎疾患[(Castleman 病・クロウ深瀬症候群・TAFRO 症候群 / 原線維性糸球体腎炎・イムノタクトイド糸球体症 /IgA 沈着による膜性腎症 / 高リン脂質抗体症候群 / クリオグロブリン血症性糸球体腎炎 / Light chain proximal tubulopathy)以下、希少6腎疾患とする]は症例数が少ないことから、臨床病理学的特徴の詳細が明らかになっていません。本研究は、各症例を日本腎病理協会の会員が持ち寄ることで、それぞれの疾患の特徴を病理学的に解析し、臨床所見との関連を明らかにすることを目的とします。

方法

当院を含む日本腎病理協会のメンバーが所属する研究機関にて、腎疾患の診断目的のために腎生検を受けられ、病理診断に提供された患者さんの検体と臨床情報を用いて、希少6 腎疾患の病理学的特徴を調査する研究で、光学顕微鏡や免疫蛍光染色所見と臨床症状の関連を検討します。

利用する試料・情報の項目

試料:診断目的で採取された腎臓の生検病理組織
情報:年齢、性別、既往歴、家族歴、腎機能、尿・血液検査項目、等

個人情報保護について

研究にあたっては、個人を直接特定できる情報は使用されません。また、研究発表時にも個人情報は使用されません。その他、「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(文部科学省・厚生労働省)」および「同・倫理指針ガイダンス」に則り、個人情報の保護に努めます。

研究参加の拒否

この研究へのご参加を希望されない場合、途中からご参加取りやめを希望される場合、また、研究資料の閲覧・開示、個人情報の取り扱い、その他研究に関するご質問は下記の問い合わせ先へご連絡下さい。

研究成果の公表について

この研究成果は、当ホームページ、学会発表、学術雑誌などで公表します。

問い合わせ先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 難波倫子
電話 06-6879-3857