腎臓病患者における血液・尿中オートファジー関連分子の検証

課題名

腎臓病患者における血液・尿中オートファジー関連分子の検証

対象者

『腎生検患者における生活習慣病の早期診断と予後予測因子の同定』、『保存期慢性腎臓病患者の心血管合併症に対するAST-120/マグネシウム投与の有用性評価についての無作為化比較試験』、『血液透析患者の閉塞性動脈硬化症に対する酸化マグネシウム製剤の効果-非盲検ランダム化比較試験』、に参加された患者さん

試料・情報の管理について責任を有する者の氏名

大阪大学医学部附属病院腎臓内科科長 猪阪善隆

研究機関

大阪大学医学部附属病院 腎臓内科・腎疾患臓器連関制御学寄附講座・先端移植基盤医療学
大阪大学医学部 生化学・分子生物学講座 遺伝学
小尾クリニック、昭和町小尾クリニック

目的

本研究の目的は血清・尿中に存在するオートファジー関連因子が腎臓病患者においてどのような挙動を示すかを検証することです。

方法

『腎生検患者における生活習慣病の早期診断と予後予測因子の同定』、『保存期慢性腎臓病患者の心血管合併症に対するAST-120/マグネシウム投与の有用性評価についての無作為化比較試験』、『血液透析患者の閉塞性動脈硬化症に対する酸化マグネシウム製剤の効果-非盲検ランダム化比較試験』において包括同意を得て保存している血清・尿を利用し、血清・尿中に存在するオートファジー関連因子の測定を行います。また同研究で既に得られている患者さんの臨床情報(年齢・性別・検査値など)を用います。

研究期間

現段階では、2033年12月31日までを予定しております。

研究参加の拒否

本研究によって患者さんに新たに加わる身体的・経済的・医学的負担はございません。個人情報は匿名化されるため、本研究データから個人を特定することは極めて困難です。本研究への参加を承諾されない方は、下記へ連絡頂き、研究に参加されない旨をお伝え下さい。

個人情報の扱い

個人情報の保護のため、取得した診療情報は個人情報管理責任者が匿名化情報(個人情報を含む)にします。すなわち、診療情報から個人を識別できる情報(氏名、住所、生年月日、電話番号など)を削除し、独自の記号を付すとともに対応表を作成します。これによりどの研究対象者の試料・情報であるか直ちに判別できないよう加工します。得られた診療情報、対応表および解析結果は各施設内の外部から切り離されたコンピューター内に保存されます。具体的な管理方法として物理的安全管理(データ管理PCや記録媒体は腎臓内科研究室内の保管庫にて鍵をかけて保管)、技術的安全管理(外部からの不正アクセス等の防止に対して不正ソフトウェア対策)、組織的安全管理(個人情報の取扱の制限と権限を当研究室内の者に限定する)、人的安全管理(定期的に教育を受ける)を行います。

問い合わせ先

〒565-0871 大阪府吹田市山田丘2番15号
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 猪阪 義隆
電話 06-6879-3857