腎生検組織を用いた腎臓空間的遺伝子発現解析に関する研究
課題名
腎生検組織を用いた腎臓空間的遺伝子発現解析に関する研究
1.研究の対象
2013年8月~2023年7月に当院で腎生検検査を受けられた、満16歳以上の方
2.研究目的・方法
慢性糸球体腎炎による病変は腎臓を構成する糸球体、尿細管毎に病変の程度が異なる事が組織学的に明らかとなっていますが、この組織学的変化に対応する遺伝子発現変化については明らかになっていません。そこで腎生検組織の残余組織を用いて腎組織学的変化と腎構成細胞の遺伝子発現変化との関係を調べます。また遺伝子発現と腎生検後の尿蛋白、腎機能の推移との関連についても検討する後方視的観察研究を行います。研究実施予定期間は機関長の承認後から2028年7月31日までです。
3.利用又は提供を開始する予定日
2023年9月1日
4.研究に用いる試料・情報の種類
年齢、性別、血圧、血液・尿検査データなどの診療記録を用います。
腎生検にて採取した残余腎組織を用います。
5.外部への試料・情報の提供
残余腎組織の組織切片を載せたプレパラートを共同研究先に郵送し、遺伝子発現解析を行います。その際プレパラートには個人を特定できないよう研究用ID番号を付します。
得られたデータは特定の関係者以外がアクセスできない状態で行います。対応表は当センターの研究責任者が保管・管理します。
6.研究組織
大阪大学医学部附属病院腎臓内科 井上 和則
東京大学大学院新領域創成科学研究科メディカル情報生命専攻 鈴木 穣
7.お問い合わせ先
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
また、試料・情報が当該研究に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には研究対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
住所: 大阪府吹田市山田丘2-2
電話: 06-6879-3857
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学 井上 和則
研究責任者・代表者
大阪大学大学院医学系研究科腎臓内科学 井上 和則