前腕ループグラフトを用いた動静脈シャント作成術における橈骨動脈吻合と上腕動脈吻合の比較-ランダム化比較試験-
課題名
前腕ループグラフトを用いた動静脈シャント作成術における橈骨動脈吻合と上腕動脈吻合の比較-ランダム化比較試験-
対象者
<適格基準>
1) 同意取得時に18歳以上である患者様
2) 大阪けいさつ病院、関西労災病院において人工血管内シャントを作成する患者様(当院から大阪けいさつ病院、関西労災病院にご紹介することも可能です。)
3) 人工血管内シャントの流入動脈として上腕動脈、橈骨動脈どちらも選択可能な患者様
<除外基準>
1) 1年以内に腹膜透析への移行または腎移植が予定されている患者様
2) 皮膚灌流圧が測定できない患者様
研究責任者
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科特任助教 坂口悠介
研究機関
大阪大学医学部附属病院腎臓内科、大阪けいさつ病院腎臓内科、関西労災病院腎臓内科
目的
前腕ループグラフトを用いた動静脈シャント作成術前後の皮膚灌流圧の変化を橈骨動脈吻合群と上腕動脈吻合群で比較することです。
方法
人工血管を橈骨動脈につなぐ群と上腕動脈につなぐ群にランダム割り付けを行います。手術前と術後2週間に皮膚灌流圧を測定し、2群間で比較します。その後1年間は外来で観察し、シャントの開存率などを評価します。
意義
皮膚灌流圧の変化はシャントの重大な合併症であるスティール症候群発症を予測する指標と考えられており、本研究の結果は人工血管内シャント作成術の術式選択において重要な知見となります。
研究参加の拒否
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個人情報の扱い
連結可能匿名化を行い、個人情報の保護に細心の注意をはらいます。
問い合わせ先
大阪大学医学部附属病院 腎臓内科 坂口悠介
電話 06-6879-3857