第8回甲状腺検査評価部会発言要旨

・学校検診の実施曜日と時間帯は?

県立医大の回答:平日の授業の合間等)

・(小児甲状腺癌の治療ガイドラインについて)

小児甲状腺癌の知見は乏しく、治療ガイドラインの作成自体がそもそも困難であろう。仮にガイドラインができて、経過観察で良いとする症例が選別できたとしても、子どもの場合はその期間が50年にもなるので実際は無理であり、治療のガイドラインがあっても問題の解決に役立たない。診断の方を抑制するべきである。

・穿刺吸引細胞診等の術前診断で放射線由来の癌かどうかを判定する技術を確立するためには、放射線由来であることが確実にわかっている症例が必要であるが、チェルノブイリでさえ過剰診断例が含まれている可能性があり、難しいであろう。

(座長は手術が必要なものを診断できないか、という意味で問いかけられたということですが、おおむね40歳以下の甲状腺癌は全例予後の良いself-limitingな若年型甲状腺癌であると考えており、その中でたまたま成長が他と比べてやや早いものが遠隔転移を起こして手術が必要になるのだと考えています。したがって分子的に診断するのはやはり非常に困難であることになります。詳しくは当研究室HPの芽細胞発癌を参照してください。)

 
大阪大学医学系研究科甲状腺腫瘍研究チーム:ホームへ戻る