
第11回日本BMI研究会を令和6年10月12日に大阪大学最先端医療イノベーションセンター(吹田キャンパス)で開催させていただくことになりました。コロナ禍の影響もほぼなくなりましたので、今回は、現地開催とさせて頂きました。
本研究会は、BMI研究の発展、普及を目指し、臨床医、神経科学者、医工学者などが交流を図る目的で、平成26年に「脳神経外科BMI懇話会」として設立され、さらなる発展を目指して、平成30年の第5回から「脳神経外科BMI研究会」、令和2年の第7回から「日本BMI研究会」に名称を更新いたしました。
今回は、11回目の開催ということで、日本のBMIのさらなる発展につながるスタートなるよう、活発な議論の場にできればと思っております。今回から午前中から開催して丸1日の開催とすることにより、よりじっくりとディスカッションができる編成としました。BMIでは、最先端の脳科学や医工学の研究成果が蓄積されて、これが医療をはじめとする分野に社会実装される段階に至っており、世界中から注目が集まっています。そこで、今回、テーマを「最先端脳科学・医工学の社会実装」と致しました。
このテーマに沿う形で、特別講演は、東京科学大学の小松三佐子先生に最新のBMI基礎研究の成果を、東北大学大学院医学研究科の新妻邦康先生に医療機器開発の最先端を、ご講演頂きます。また、シンポジウムはBMIの産業化、解読・制御方法の進化・計測方法の進化の3セッションを設け、BMIの社会実装に向けての挑戦を企業の方々を中心にご発表頂くとともに、BMIにおいて要となる技術要素の進歩をこの分野のエキスパートの先生方にご発表頂きます。
ご参加される皆様には奮って、活発なご議論を行なっていただければ幸いです。
第11回 日本BMI研究会 当番世話人:平田 雅之(大阪大学 脳機能診断再建学)