【雑誌掲載】3期生の内本有香さんの研究がJournal of Contemporary BRACHYTHERAPYに掲載されました。 - News
Termedia Publishing House社刊行の Open Access・査読つき科学雑誌「Journal of Contemporary BRACHYTHERAPY」において、3期生の内本有香さんの論文が紹介されました。
〔掲載先〕 参照Webサイト ▶ Journal of Contemporary BRACHYTHERAPY
〔表 題〕 Radiation-induced undifferentiated spindle cell sarcoma following high-dose-rate interstitial brachytherapy for tongue squamous cell carcinoma
〔著者名〕 Yuka Uchimoto, Hiroaki Shimamoto, Ami Takeshita, Kaori Oya, Mitsunobu Kishino, Yasuo Fukuda, Satoru Toyosawa, Michio Oda, Kazuhiko Ogawa, Sven Kreiborg, Sanjay M. Mallya, Shumei Murakami
〔内本さんコメント〕
私の所属する歯学研究科放射線学教室では医学系研究科放射線治療学教室と共同で舌癌に対する高線量率組織内照射という治療法を1991年より開始し、形態および機能温存を図りつつ手術療法と同等の良好な治療成績をおさめており、これまで多数の論文報告を行うなど日本を代表する治療施設の一つとなっています。しかしながら、高線量率組織内照射を含む放射線療法後の長期生存者には時として様々な有害事象（晩期障害）が見られ、特に放射線誘発がんはその最たるものです。今回、我々は舌扁平上皮癌に対して高線量率組織内照射を施行し、治療後5年以上経過して発生した放射線誘発がん（未分化紡錘形細胞肉腫）症例を世界で初めて報告しました。
本研究成果は、「Journal of Contemporary BRACHYTHERAPY」に、2022年5月11日（水）に公開されました。
内本さん、おめでとうございます。