2023

集中講義:医学統計学 特論Ⅱ

【開催形式】対面・オンライン併用開催(Zoom)【開催場所】大阪大学医学統計学研究室【開催スケジュール】 講師 : 島津秀康先生(北里大学) 日程 : 1日目/2023年12月18日(月) 13:00-14:30, 14 […]

【開催形式】対面・オンライン併用開催(Zoom)
【開催場所】大阪大学医学統計学研究室
【開催スケジュール】

  • 講師 : 島津秀康先生(北里大学)
    日程 : 1日目/2023年12月18日(月) 13:00-14:30, 14:40-16:10, 16:20-17:50(対面)
    2日目/2023年12月21日(木) 13:30-15:00, 15:30-17:00(対面)
    概要 : 生物の成長パターンは同じ種であっても個体ごとに異なり,個体差がそれぞれが生息する環境に適合しながら生活史を形作っている.本講義では,微分方程式で表現される相対成長(アロメトリー)モデルの実データにもとづく推定法および,その解釈について議論する.成長モデルを通して,実際には観測されない,個体内でのエネルギー配分(体成長と生殖)が推定できる様子を紹介する.
  • 講師 : 福井敬祐先生(関西大学)
    日程 : 2023年12月19日(火) 13:00-14:30, 15:00-16:30(対面)
    概要 : がん対策において, 欧米を中心に近年活用が進む, がんマイクロシミュレーションによるモデリングをとりあげる.がんマイクロシミュレーションでは, 数理的にモデリングされたがん自然史により, 性別や年齢・各種危険因子への曝露状況などの個人特性をもつ個体データをシミュレート・集約することで集団におけるがん対策の効果を定量化する.本講義では, 我が国でも開発が進む大腸がんや肺がんマイクロシミュレーションの概要やモデリング手法を中心に紹介する.
  • 講師 : 宇野一先生(ダナファーバー癌研究所)
    日程 : 1日目/2023年12月20日(水) 11:00-12:30(オンライン)
    2日目/2023年12月21日(木) 11:00-12:30(オンライン)
    概要 : 本講義では、遺伝性がんリスク評価のための多遺伝子パネル検査を実施することが推奨される個体、すなわち病原性生殖細胞変異の可能性の高い個体を特定するための、臨床予測モデル PREMMplus(Yurgelun et al. 2022)の開発および検証結果を紹介するとともに、予測モデルの構築方法について、TRIPODガイドライン(Collins et al. 2015)を参照しながら議論する.なお、PREMMplusは、多遺伝子パネル検査を受けた7,280人の単一施設のコホートで開発され、診療所および実験室ベースの環境から得られた多遺伝子パネル検査経験のある8,691人と14,849人の重複しない独立なデータセットにより検証されたモデルである.

【参加方法】12月15日(金)までに医学統計学事務(office[at]biostat.med.osaka-u.ac.jp)宛にご希望の参加形式をご記入の上、メールにてお申込み下さい。